![[iPhone] Horror?](https://live.staticflickr.com/6036/5896803276_f6f052d0c3_b.jpg)
私たちが入居した最初の日、私たちはカウンターの後ろにあるスパイスラックが、カウンターを滑り、床に落ちるのを見ました。両親にそれを言ったのですが、信じてくれず、私たちの誰かがやったのだと思っていたようでした。しかし、その後もいろいろなことが起き続けたのです。
キッチンの時計が何度も壁からはずれ、一度も床に落ちることなく、1メートルほど離れた冷蔵庫の上で見つかったり、テレビとステレオが勝手についたり。週に3〜4回、家の東側で何かをひっかく音が聞こえたりしました。そこには茂みも木もないのに。私と妹は、誰もいないのに、二階のクローゼットの中で誰かが動き回っている音をよく耳にしていました。しかし、両親はこれが全て私たちの想像だと思っていました。
ある夜、私と妹のキナは、他の2人の妹と一緒に家の東側にあるロフトでテレビを見ていました。すると、2人の妹のベッドがあるロフトの反対側から、オルゴールの音楽が聞こえ始めたのです。みんなで何が起こっているのかを見に行くことに決めました。そして、階段をあがり角を曲がるとすぐに、それは起こったのです。
窓の外からキナを呼ぶひっそりとしたささやき声が聞こえました。何度も何度も名前を呼び、3回目に妹を呼ぶささやき声が聞こえたとたん、私たちは階段を駆け降りていました。他の2人の姉妹も後に続きました。おそるおそるオルゴールのところに向かうと、オルゴールはぴたりと演奏を止めました。
私たちが父のところに駆け寄り、何が起こったのかを話すと、父は見に行ってくれました。私たちも父に付いて階段を上り、みんなで例の窓まで行く父の姿を追いかけました。沈黙が続く中、父はカーテンを開けました。窓には、外側から付けられた手の跡が2つくっきりと付いていたのです。父は誰かが侵入しようとしていると思ったらしく、その後警察に通報しました。
警察が到着し、家と周辺を調べましたが、何も見つかりませんでした。窓がある方には、外から近づくのは不可能だろうと言い、かわりに何年も前に、この家で起こったことを父に教えてきました。この家の前の所有者には10代の娘がいたそうです。
両親が早く帰宅したある日、あの窓に縄がかけらていて、そこから吊るされた彼女の体が揺れているのを発見しました。そして、窓の外には、にじんだ手の跡が2つがあったそうです。私の父はそれを聞き、その週に引っ越しすることを決めました。きっと何かの理由で彼女はまだその家にいて、私たちや他の子供たちが来るのを歓迎していなかったのでしょう。
時々、サイプレスのあの家のそばを通るのですが、いつも何かが私を見ている感じを感じます。今でも窓の外で何か物音がしたら、私はそれを見るのをためらってしまいます。